イギリスフォード コーティナ

1970年1月~1976年1月

エスコートに始まり、カプリでも成功を収めたイギリスとドイツの両フォードの車種を統一するというヨーロッパ・フォードの一元化政策により、70年10月にデビューした3代目コーティナはドイツ・フォードのタウヌスの兄弟車となった。両車の頭文字からT/Cシリーズと総称されるが、TとCではルーフラインやトランクリッドなどボディにも多少の違いがあり、またエンジンラインナップも一部異なっていた。2代目よりさらにアメリカナイズされたボディのバリエーションは2/4ドアセダンと5ドアエステートで、タウヌスにある2ドアファストバッククーペはコーティナには存在しなかった。機構的にはごくオーソドックスだが、フロントサスペンションはフォードが先鞭をつけたマクファーソンストラットからダブルウィッシュボーン/コイルとなり、後ろはリジッドながらリーフから4リンク/コイルへと改められた。またブレーキはすべて前ディスク/後ろドラムであった。パワーユニットは先代から受け継いだ直4OHV1298cc・57PS、直4OHV1599cc・68PSのほかに1600GT用としてドイツ・フォード設計の直4SOHC1593cc・86PS、最高モデルの2000にはやはりドイツ・フォードがピント用に提供している直4SOHC1998cc・98PSが用意された。後2者はイギリス・フォードが初めて採用したSOHCユニットである。ギアボックスは4速MTが標準で、1600以上では3速ATが選べた。グレードはノーマル/L/XL/GT/GXLがあり、当初は下級グレードが丸型シングルヘッドライト、上級が角型デュアルだったが、74年のマイナーチェンジで全車角型シングルとなると同時に、ボディがT(タウヌス)と完全に共通化された。76年秋にはフルモデルチェンジして4代目となった。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
MkIII - 1994cc 2 4速MT コラム FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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