プリマス フューリ

1969年1月~1974年1月

1969年、プリマスのフルサイズであるフューリ各車は、ホイールベース119インチから120インチへと拡大されと同時に、ボディ内外装を一新するフルモデルチェンジを受けた。車種バリエーションはフューリI、同II、同III、スポーツ・フューリ、VIPの5種。ボディバリエーションは2ドアセダン、4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドア・ハードトップクーペ、2ドア・ファストトップクーペ、4ドア・ハードトップセダン、2ドア・コンバーチブル、4ドア・ステーションワゴンと多岐に渡っていた。標準エンジンは318CI(230ps)V型8気筒OHV。オプションユニットとして225CI(145ps)直列6気筒OHV、383CI(290ps/330ps)V型8気筒OHV、440CI(350ps/375ps)V型8気筒OHVが用意されていた。プリマス・フルサイズは翌1970年にVIPを廃止すると共に、フューリIIの2ドアセダンをベースに上級トリムを施したグラン・クーペを追加。さらにスポーツ・フューリの2ドア・ハードトップクーペをベースに足回りを強化すると共に、ボディグラフィックなどを追加したS-23と440CI(375ps)を標準装備したトップスポーツグレードのフューリGTを追加している。フューリのラインナップはめまぐるしく変わった。1971年にはグラン・クーペを廃止しフューリIとIIの間にフューリ・カスタムという新グレードを追加。コンバーチブルは消滅した。またS-23も1年限りで廃止された。加えてフューリIIIのステーションワゴンのみがホイールベースを122インチに拡大、カスタム・サバーバンというネーミングが与えられたのもこの年のこと。1972年のフューリはカスタムが消滅、グラン・クーペ/セダンがトップグレードとして復活。ステーションワゴンはサバーバンとして独立したモデルとなった。またオプションの440CIユニットも消滅し、最強オプションは383CIを拡大した400CI(225PS)となった。続く1972年には2ドア・ファストトップクーペが整理されるなど、ボディバリエーションが一層整理されると同時に、前年のグラン・クーペ/セダンは新たにグラン・フューリとその名を改めた。1974年の変更点はフューリIIIとグラン・フューリのホイールベースを122インチに、サバーバンを124インチにアップしていたこと。なお同時にボディが大型化したことで、440CIが復活していた。いずれの年もエクステリアデザインには比較的大きな変更が加えられており、外観からの識別は容易である。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
III - 5211cc 4 3速AT コラム FR 6 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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